1次レベルの前提知識と独学のコツ

証券アナリストの試験勉強をするに当たって必要な前提知識とお薦め本を紹介します。

目次

独学の基本

試験に効率よく合格するためのコツは、「証券アナリスト協会のテキストを使わないこと」です。

初学者の学び方
大学などで、その科目の基本を学んだことがある人は、市販のまとめテキストから勉強しましょう。
あまり知らない分野は、証券アナリスト試験対策テキストではなく、その分野の入門書を読んで感覚をつかみましょう。
前提知識を持たずに試験対策テキストを読むと大変苦労します。

1次合格だけを考えると「用語や公式の丸暗記」でなんとかなりますが、
しっかりと内容を理解する学習をしておかないと、2次試験で脱落してしまいます。

2次試験脱落者がけっこういますので、1次試験の段階からしっかりと内容理解しながら学習しましょう。

科目別の前提知識

1次レベル試験は、経済学、財務分析、証券分析の3科目からなります。
各科目の前提知識を表にまとめてみました。違う学部の授業でもこっそりもぐってしまえばOK。

科目 知っておくと良いこと この学部を出ていれば有利
財務分析 簿記2、3級、会社分析の知識
ところどころ数学。
商学部、経営学部
会社経理入門、簿記論、会計論、財務論など
経済学 日経新聞などを読んでおくこと。
ミクロ経済学・マクロ経済学
経済学部(社会科学系学部)、商学部、経営学部、政策系学部
マクロ・ミクロ入門、国際金融論、国際経済学
証券分析 数学、統計学 経済学部、理工学部(特に数学科)
計量経済学、資本市場論、デリバティブ入門、証券市場論、金融論等

市販のまとめテキスト

1次レベルのまとめテキストは、TAC、法令経済、朝比奈(ABCリソーシス)の3社から出ています。それぞれに特徴がありますので、自分に合ったものを選びましょう。この市販のテキストで勉強したあとは、せっせと過去問題を解き続けましょう。

出版社 特徴
<TAC>
総まとめテキスト
合格だけと割り切り、短時間で試験を攻略したい人向け。超簡潔。
3種類の中で一番薄いです
初めての人にはとっつきにくいかもしれませんが、
知っている人にはポイントが突かれていていい本です。
協会のテキストとあわせて使いましょう。
<ABC>
合格テキスト
全網羅。理解しながら学びたい人向け。いわゆる朝比奈本。
協会のテキスト無しで読める本です。
過去問はすべて網羅。1次対策には強い味方。
解法のポイントが目立つように書いてあります。
印刷の書体が素人手作りっぽいです(笑
<法令経済>
受験対策テキスト
TACと朝比奈テキストの中間
協会のテキスト無しで読める本です。
読み物、教科書っぽいです。
読み物的な部分に、例がちゃんと書いてあるので分かりやすいです。
「代替財というのは、例えばご飯とパン」みたいな
例で説明的な書きっぷりは他の出版社にはない。
2011年より2次レベルテキストが発行中止になった。

2chまとめ:テキストの評判

181 :名無し検定1級さん:2009/07/15(水) 00:14:20
できるヤツは法令テキストとTAC過去問集だろう
落ちこぼれそうならテキストも過去問集も、ABCで一貫させるのが効果的
ABCはテキストも問題集も二次まですべて漏れがない。
計量分析や倫理などのサブテキストもかなり充実、
おまけに内容がメインテキストと一貫している
この漏れの無さは業界唯一無二、立派なもんだ

2012年度(平成24年)1次レベル試験対策まとめテキスト・問題集の一覧

2010、2011年度、このサイトから売れたのはTACとABCでした(同じぐらいの冊数)。経済法令は少しだけ。
いずれも左3冊がまとめテキスト、右3冊が過去問題&解説集です。

TAC本 毎年1月に発行

ABCリソーシス(朝比奈本) 毎年11月発行

経済法令研究会 毎年1月発行

経済法令は、2011年より「2次レベルテキスト」は発行中止になりました。1次レベルのみ。